2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

首相だよ

今日渋谷のブックファーストに立ち寄ったら、入り口付近に人だかり。誰かのサイン会かなと思ったけど、その割にはやたらと人が多いし、少し殺気立った雰囲気があった。で、店の中に入って右側のエスカレーターの方を見ると、なんとSPに囲まれた安倍首相がこ…

私小説のような人生

最近体調が悪くてブログを更新できず。ようやく回復してきたので書いてみる。ところでこんなのが出てます。STUDIO VOICE (スタジオ・ボイス) 2006年 12月号 [雑誌]出版社/メーカー: INFASパブリケーションズ発売日: 2006/11/06メディア: 雑誌 クリック: 5回…

まるでオザケンの私小説

何となく検索かけてたら、小沢健二の2万字インタビュー発見。「Life」発表時の94年。幼少時から語りつくすその言葉達の連なりが、まさに彼の「青春小説」になっていて面白い。ほんと見事な言葉を持った人だよな。その過剰さが自分で嫌になったのかなんなのか…

リアムが吼える

Oasisの"My Generation"。リアムの声がばっちり決まっていてかっこいい。最近の彼等のことは殆ど知らないけど、去年のサマソニでも披露してたみたいだし、昔の"I Am The Walrus"みたいなもんなのかな。

マイナーロック好きなはずですが、なにか

甲斐名都がなんか本格的にブレークしそうな感じ。甲斐よしひろの娘、というのも公表したようだし、プロモーションもきちんと為されているようで、話題性は十分かと。いやーなんか嬉しいなあ。とか書いてしまう僕は元ロック少年30歳サラリーマン。やっぱこの…

サラリーマンよ読書せよ

作家の読書遍歴を探る好企画「作家の読書道」。町田康がこんなことを言っている。 ―― 読書が日常のこととなっていたようですが、衝撃を受けたり、目から鱗、というような体験はありましたか?町田 : それは、読書がどういうことか、ということだと思うんで…

ありがとうカフカ

おおっ。村上春樹が話している、動いている。これは確かに貴重だ。

大塚英志 物語の体操

物語の体操―みるみる小説が書ける6つのレッスン (朝日文庫)作者: 大塚英志出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2003/04メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 138回この商品を含むブログ (139件) を見る気恥ずかしいけれど、こういうとこで言っとけば怠け者の…

孤独の行方

89年の村上春樹インタビューより。おそらく孤独は深まっている。共闘なんか殆ど話題にもならない。では、「共感」は? 僕らはもう共闘することはできないんですね。それはもう個人個人の自分の内部での戦いになってくる。というか、もう一度そこの部分から始…

コンニチワ

Myspace日本上陸、ということで早速登録してみたら、素敵なメッセージをTomから貰いました。つたない日本語がまたいいじゃないですか、ねえ。ありがとうTom。 憲和さん、コンニチワ! 世界最大のコミュニティ、MySpaceにようこそ!僕はTom。MySpaceのナビゲ…

老人に囲まれ図書館でにやつく我は

3連休最終日。今日も晴れて心地よかった。お年寄りがたくさんの図書館に行って、勢いにのって借りまくる。高橋源一郎が激賞していて気にはなりつつもなかなか近付きがたかった片岡義男。特異な物語世界が見事に描かれていると評判になっている「グールド魚…

文學ト云フ事だ!

mixiのコミュニティで、フジテレビ伝説の深夜番組「文學ト云フ事」内のショートドラマがYoutubeにUPされていることを知る。懐かしい。日本文学の名作を毎週1冊紹介するこの番組。友人と共に番組の熱狂的なファンだった僕は、紹介された本を読むのが楽しみで…

物語のできるところ

大塚英志「キャラクター小説の作り方」を再読。やはり、鋭く、うなずける指摘が多い。メモしとこ。 「型どおりの表現」というものが何か悪いことのように言われてしまいがちなのは「パターンの組み合わせ」としてあったこの国の「文芸」の歴史が「写生文」と…

北鎌倉へ

気持ちの良い秋空。我が夫婦は手を繋ぎ北鎌倉をてくてく。「ああ、気持ちいい」 漱石が訪れた円覚寺の帰源院。「門」ではこの時の体験がベースになって、主人公は煩悶の末突然参禅する。

小説のリミックス

優雅で感傷的な日本野球 〔新装新版〕 (河出文庫)作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2006/06/03メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 36回この商品を含むブログ (65件) を見る今日は北鎌倉へ小旅行。大船で時間があったので、そそくさと本…

のだめも読んでマス

「のだめ」は順調に12巻まで購入。「むっきゃー」とか「はうう」とか嬉々として家の中で奇声を発する僕は30歳。

詩的なリアリズム

レベッカ・ブラウン「若かった日々」を、ゆっくりと読み進めていく。文章がとても上品。言いすぎてもいないし、けどきちんと言い足りている。また、柴田さんが一つ一つの文章を丁寧に愛情を込めて訳しているのが伝わってくる。物語性が無くてもこれは「小説…