進化しすぎた脳面白し

今日も電車の中で、「進化しすぎた脳」を読み進む。脳の働きが、体の構造にかなり規定されているというところが興味深い。人間の体(手の指が5本とか)が、脳の働きを左右しており、それが脳の持つポテンシャルをある意味制限している。

ではなぜか?作者は、人間が進化の過程で「体」は脳の働きを最大化する必要がなかったからと書いている。例えば、イルカも非常に大きな表面積(しわ)を持った脳を持っているけれど、その知性は人間より遥かに劣る。

でも、納得できないのは、じゃあなぜ脳が必要とされる以上の能力を持つ形まで進化したのか?それに対する答えはまだこの本の中にはない。今後が楽しみ。

平易に書かれていて、どんどん読み進めることが出来るけれど、実はとても高度なことを言っていて油断できない。出来る限り立ち止まり、考え、という喜びを味わいながら読み進めたい。

ということで、「イノベーションのジレンマ」はおあずけ。こちらもとても面白い本なので、少しずつ読み進めよう。

仕事は相変わらず。事業の状況芳しくなく、あと1.5ヶ月後には組織変更だが現場レベルには危機感伝わらず。マネジメントが日々せわしなくしているのをただ見るのみ。この感覚の乖離は如何ともしがたい。