Super Size Please

スーパーサイズ・ミー 通常版 [DVD]

スーパーサイズ・ミー 通常版 [DVD]

ようやく観ましたスーパーサイズミー。いやーよく出来てるわ。1ヶ月間3食マックを食ってどうなるか?この過程をユーモラスに描きながら、アメリカの肥満の実態を多くの関係者の証言から明らかにしていく。これを観るとファーストフードが、国民の60%を占めるというアメリカの肥満の大きな原因であることは明らかなんだけれど、タバコを社会的に排除してきたような動きにはなかなか繋がっていない。映画の中では、食品業界を代表するロビイスト団体がかなり強い力を政府に対して持っていると言っているんだけど、タバコ業界も当然そういった団体を持っているだろうに何故タバコはうまく排除の方向に向かったのか?、この辺は面白い論点かと。

それにしても1ヶ月だけど体重が11キロ増え体脂肪率も7%UP、肝機能は完全にいかれ、心臓病のリスクも急増ってどんな食べ物だよ。と、昔からマック好きの僕もさすがに気持ち悪くなってくる映画だった。

ちなみに僕はアメリカのイリノイ大学に1年くらいいたんだけど、その時は確か5キロ以上太った。学生向けの食堂があるんだけど、油っぽくて甘い食事のオンパレード。ワッフル焼き器が置いてあって、その大きさは直径20cmくらい。当時の僕は、朝食にワッフル作って、生クリームやストロベリーソースをたんまりかけて食べてた。そりゃ太るよね。友人が遊びに来た時に僕の姿を写真に撮って、帰国してから友人に見せたら「気持ち悪い。こんなのとくさんじゃない」と言われたそうだ。うん、確かに気持ち悪かった。また、日本人留学生の友人の女性達が、日を追う毎に太っていく姿にも軽い動揺を覚えた。ほんと、日に日に、という表現がふさわしく、顔が丸くなっていき、体全体もどんどんふっくらした感じになっていったのだ。恐るべしアメリカの食事。