ちゅらさんに夫婦ではまる

ちゅらさん〈6〉 (新風舎文庫)
我が家では今ちゅらさんが流行っている。もう一度言おう。流行っている。近所のゲオにこつこつと通い、一日数話ずつ見ていく。それはまるで祈りのよう。今僕達の前で、ちゅらさんは、看護大学に見事合格し、幼い頃から想い続けた文也くんに再び近付いていく。彼女の住む一風館の住人はみんなちゅらさんが大好きだ。皆喜んでこの愛すべきトラブルメーカーの渦に飲み込まれていく。そして僕達もちゅらさんを通じて家族の愛を確認し、二人手を繋いでこの荒くれた東京を歩いてくのだ。ああ。