小田原遊歩

奥さんの伯父に会いに小田原へ。小田原城脇の道に沿って歩き、既に大方散ってしまった桜を眺める。数日間で生死を駆け抜ける桜の花達へ思いを馳せ、自らの弛緩した生を省みる、というのは嘘で、お堀脇の茶屋で、最中をばくばくと食べ、抹茶をずるずると啜り、奥さんの姉妹達とわははと笑う。俗世への執着をこよなく愛すのであった。


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ぶらぶらと散歩し、伯父さんお薦めの洋食店に。洋館風の店内は清潔で気持ちが良い。黒鯛のムニエルがメインの本日のランチを注文しようと思ったら、3つしか残っておらず、僕はカレーランチに。でも、ルーが上品に仕上げられていて美味。デザートも頂き満足です。


帰宅し夕食の準備。今日の献立は、鯖の塩焼き、ひじき、水菜とささみとエリンギのサラダ、焼きなす、オクラ、豆腐と油揚げの味噌汁、と純和風。週末はいつもこんな感じで和食中心。二人でわいわい夕食の準備をしていると結構楽しい。料理はストレス解消にとても良い。例えば、煮物をこつこつと作り、徐々に味が染みてくるのを見ていると和む。僕が女性として生まれてきたら、世の男性から引く手あまたであったろう。こういう考えの僕をフェミニストは、反動と呼ぶであろうか。はっはっはっ。