Village Vanguard


今日は、新宿ルミネのVillage Vanguardに行った。大学生の時に、名古屋のVillage Vanguardに行ったことを思い出し、かなり懐かしい気分になった。そうだ、好きだった子に会いに名古屋にふいと遊びに行って、その子と一緒に行ったんだった。愚かな僕は、その子に彼氏がいることも知らず、あえなく撃沈したのだけれど。悲しくなるほど多い僕の失恋体験の一つなのである。

無能の人・日の戯れ (新潮文庫), ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)
と、感慨に浸りながら店内を歩く。うう、やはり楽しい。雑貨から本、CDまでそれぞれの棚に愛情が詰まっていて、ついつい手を伸ばしてしまう。色々と悩んだ末に、つげ義春無能の人」を買う。普通の本屋だと欲しいと思ってもなかなか買わない類の漫画。ついでに夢野久作ドグラ・マグラ上・下」も買おうと手にしたが、最近積読本もたまっているので断念。ポール・オースター「シティ・オヴ・グラス」コミック版にもかなり魅かれた。山形浩生ポール・オースターインタビューで、驚くべき出来と絶賛されていたので。原作の方をまだ読んでいないので、買うにしてもそれからだな。CD棚のJAZZ特集も、よくまとまった陳列で、ヴィレッジ恐るべしとの感慨を抱く。とにかくいくらでも買ってしまいそうだ。