3次選考

細々とこの企画も続くのであった。渋谷陽一との対面を済ませいい気分の僕に、ロッキングオン社も気を利かせたのか、2次選考も通過。3次選考は、始めて持参する作文課題無し。当日同社に着くと、本日の課題発表。お題は、「ロッキングオン刊行雑誌リニューアル企画を考え、その表紙を作成して下さい」と来ました。グループワークで、確か7人くらいだったかと。やる気満々で、ここでやらねばいつやるのだというくらい気合の入っていた僕は、ロッキングオンの問題点についてまくしたて、熱い口調でこうするのだ、いや違う、うんそうだ、とわめき散らす。一人やたらと日本のインディーロックを推しているやつがいたが、いや違うのだ、ロッキングオンジャパンはメインストリームからロックに限らず、ポップも変えるのだーと更に押し切る。結局、自分の意見を強引に押し通し、ロッキングオンジャパンリニューアル特集で、歌姫達の大鼎談、女性がポップ&ロックを変えるのだ、大特集をぶち上げる。今思うと月並みだぞ。ともかく、こうしてグループワークを終えて、次はなんと自分史を確か2000字くらいで書けとの指令が急にくだる。思いっきりロッキングオン風味で、ネガティブ精神も満載で、自分の過去を開陳。あー気持ちいい。


と、なんだか熱くなり、自分をさらけ出し、3次選考は終了。まあこれで落ちても悔いなしだな。とか考えていたら、なんとこの選考も受かり、次は最終選考。今度はまたしても課題作文持参。タイトルは「現在、世界の中で最大のニヒリズムは何か。また、それはどう乗り越えられるべきか」。やったぞ、すごいよこのタイトルは。やたらと引き伸ばしてきたこのお話もようやく大団円。もう読者なんていないよ、はっは。