Haruki Murakami "Norwegian Wood"

Norwegian Wood

Norwegian Wood

香港のWHSMITHでHaruki Murakami "Norwegian Wood"を購入。何故わざわざ英語版を買ったかというと、前から村上春樹の作品を「翻訳」してみたかったから。彼の翻訳に対するエッセイで、翻訳は作家の言葉に奥深いところで耳を傾け、そのリズムを聞き取る作業だ、というようなことがよく語られているけれど、その醍醐味を村上春樹自身の作品を訳すことで味わってみたいと思っていた。飛行機の中で特に読む本もなく暇だったので、さっそく最初の2ページ程訳してみた。なかなかうまく訳せずにいらいらするところもあるけれど、彼の書いた文章を逐一吟味しながらああでもないこうでもないと訳出していく作業は、とても勉強になる。彼の文章が如何に洗練されていて、無駄の無い表現で物語が流れていくのかがわかるし、全部を訳すのは難しいかもしれないけれど、少しずつやっていきたい。