東京駅にて旧友と

大学時代の友人と東京駅にて1年ぶりに会う。結婚式以来だ。彼は今名古屋に住んでいて、昨日の早稲田VSトヨタの試合の無料招待で東京に来たとの事。近況などつらつらと語る。彼とは大学時代随分長い時間を共有し、汚い僕のアパートでよく朝まで飽きもせず、いや飽きてはいたけどただひたすら有り余る時間を埋めるべくぼそぼそと話していた。その在り様がなんだか随分と時代錯誤な感じがして、そういう鈍臭さに僕はある種の喜びを感じていたりしたのだった。あの頃の切実さって今思えばひたすら恥ずかしいものでしかないし戻りたいわけでは無いけれど、ああいう無為な濃密さって学生時代にしかないので貴重ではあったなあと思う。まあしかしこういう感傷的な文章を僕も何度書いたら気が済むのでしょうか。