中国デジカメ急増
日本から２年程遅れて、中国でも2004年デジカメの本格拡大期に入ったようだ。１〜６月で127万台強、第三四半期で68万台強だから、年間で300万台弱規模まで育つ。更に、中国市場は特殊な要因として、香港からの流入品がかなりの量を誇るから、この数字の1.5倍くらいは市場規模がある感じだ。ＣＩＰＡによれば、日本の市場は03年で850万台。04年は10月までの出荷総計で５％増と既に成熟期に入りつつある。この分だと、06年くらいには、中国市場は日本と同じ規模になるだろう。但し、そこは中国。需要が急伸している時の値下げ圧力は強力なものがあるし、国産メーカーが一般層にターゲットを絞って安価なカメラを一気に販売してくるリスクもある。オリンパスの泣けてくる決算を見ると、デジカメ市場の恐ろしさが染みる。まして中国では…
